~プロが分かりやすく教える~かんたん撮影術

第1回:解説編
「被写体をいろいろなアングルや構図で撮ってみよう」

HARUKI(はるき)氏

皆さん、はじめまして。新しくこのコーナーを担当させていただきます写真家のHARUKIと申します。写真の持つ可能性を楽しみながら一緒に学んでいきましょう。
ココでは学ぶという固い形式よりは、皆さんに語りながらボク自身も一緒に混ざって写真の原点に立ち戻って遊ばせていただきますね。
その結果、皆さんの写真のテクニックや表現が少しでも広がればステキだなと思います。
どうぞよろしくお願い致します☆
本連載は、6月から11月までの6ヶ月間、テーマに沿って月2回、第1木曜日に「解説編」第4木曜日に「講評編」を公開します。7月以降「講評編」で使用する写真は、会員の皆さまから募集しますので、ぜひ応募をお願い致します。
また、連載の終了後には腕だめしのフォトコンテストを行いますので、こちらもお楽しみに!!

「被写体をいろいろなアングルや構図で撮ってみよう」

第1回目の6月は梅雨の季節なので、紫陽花などをはじめとしてこの季節を象徴するようなものをテーマに撮影してみましょう。

■梅雨の晴れ間に公園へ♪

公園を散歩していたら池のそばにブルーの紫陽花が咲いてるのを見つけたので、歩いてる大人の目線の高さからそのまま撮ってみました(A)。
たいていの皆さんが最初に何も考えないでシャッターを切ってしまうとすれば、おそらくこういったパターンだと思います。そこでほんの少しだけカメラのアングル(角度や範囲など)や構図を変えて撮ってみましょう。

花の群生を見つけて立ち止まったままの場所からやや離れた場所まで数歩下がり、腰を屈めて目線を落とし、さらに初夏の太陽の方向へカメラを向けて撮ってみたのが作例(B)です。
花から離れたことにより群生をより多くフレームに収めることが出来き、さらに半逆光(太陽に向かってカメラを向けることを逆光、半分くらいまでに抑えた場合を半逆光と呼びます)にしたことで花びらや葉っぱの薄い部分が透けてキラキラ輝く立体的な写真になりました。

■もっとアレンジしてみると・・・

また、池などの背景を写し込むことによって、撮った場所の環境や、旅の思い出の地などを表現することも出来ます(C)。番外編ですが、被写体の一番興味をそそられた部分へグッと寄って切り取ってみるのもいいでしょう(D)。

■あとがき

今回はカメラのテクニックを駆使するような技術的に難しいお話しではありません。
カメラを持ったら誰でもまず最初にするカンタンだけど大切なこと。つまり被写体に向かってレンズを向ける位置の話しです。何も考えないで撮りたい被写体を画面の真ん中に入れてそのままシャッターを切るのではなく、アングルや構図を考えながら撮ってみたら、ほんのちょっとの違いで表現や写る範囲が変わるということを理解していただければと思います。カメラを構えて1枚撮ってみて、少し別の角度からも撮ってみたら変化に気がつくことでしょう。
写真っていろんな表現手段があります。その隠れた可能性をこれから一緒に探していきましょう!!

次回6/27予告 「被写体をいろいろなアングルや構図で撮ってみよう」 講評編

今回の「構図」テクニックを上手く利用している写真を50+フォトクラブに投稿された写真から選んで講評します!あなたの写真は選ばれるかな?お楽しみに! 7月以降の講評写真は、会員の皆さまから募集します。次回の「講評編」で詳細をご案内しますので、こちらもお楽しみに!

講師プロフィール

HARUKI(はるき)氏
HARUKI(はるき)氏

写真家、ビジュアルディレクター。1959年広島市生まれ。九州産業大学芸術学部写真学科卒業。広告、雑誌、音楽などの媒体でポートレートを中心に活動。1987年朝日広告賞グループ入選、写真表現技術賞(個人)受賞。1991年PARCO期待される若手写真家展選出。2005年個展「Tokyo Girls♀彼女たちの居場所。」、個展「普通の人びと」キヤノンギャラリー他、個展グループ展多数。プリント作品はニューヨーク近代美術館、神戸ファッション美術館に永久収蔵。テレビ朝日「世界の街道をゆく」スチール写真担当。