~プロが分かりやすく教える~かんたん撮影術

第6回:解説編
「紅葉・秋の彩り風景写真を撮ってみよう」

HARUKI(はるき)氏

皆さん、こんにちは。このコーナーを担当している写真家のHARUKIです。
汗っかきのボクにとっては過ごしやすく、皆さんにとっては美しい季節がすぐそこまで来ています。南北に細長い日本列島ですので地域によって時間差はあると思いますが、それぞれの地域での美しい秋の彩りを撮ってみましょう☆

「紅葉・秋の彩り風景写真を撮ってみよう」

第6回目の今月は、日本の四季の中でもっとも顕著に自然の色味が表れる紅葉がテーマ。現在「紅葉フォトコンテスト」も開催中ですので、今回の解説も参考にガンガン撮ってくださいね☆

■あなたの感じる秋、あなたの感じる紅葉写真を撮ってみましょう♪

紅葉は我々に四季を通じて生きている喜びを感じさせてくれる自然からの贈り物です。春の桜と同様に季節の変化を告げる美しい色の祭典でもありますね。今回はその紅葉の持つ色彩を最大限に引き出す美しい秋の風景を撮ってください。
今回ボクがご紹介する作例写真にも、連載第1回で解説しました「構図」から始まり、これまで学習していただいたほとんどの要素が様々に散りばめられています。遠くの山脈に見えるような広い風景の中にある紅葉樹林でしたら思いっきり青空と一緒に入れてみれば、紅葉の持つ赤や黄色の暖色系の色味と秋晴れの青空でのダイナミックな広がりや、色彩豊かなコントラストを表現出来ます。例えば一軒家の庭の片隅や都会の公園、街路樹など身近な生活圏で手に届く距離にあるような被写体には、連載第2回「マクロ撮影」の手法を思い出していただき思いっきり近づいてカメラを覗いてみればあなただけの “小さな秋” が見つかるかも知れません。
一口に紅葉と云っても様々な紅葉のシーンがあるかと思います。標高の高い場所では雄大な山なみの彩りがあるでしょうし、川や湖のある地域では水面に映る紅葉もあるでしょう。都会の片隅にだって小さな秋は訪れます。ですからいろいろな秋があって良いのです。皆さんの地域や状況に応じた、オリジナリティーが感じられる秋の彩りを撮ってみてください♪

■あとがき

幸いなことにはっきりした四季のあるこの国に生まれ育った我々は、ほとんどの地域で幼い頃から何らかのかたちで秋には紅葉を見て育ってきました。ですから紅葉を見て秋を感じるのは当然ですが、T.P.O.やその時々の喜怒哀楽で、同じ紅葉でも人それぞれ見え方や感じ方が違うかと思います。皆さんのオリジナリティー溢れる秋の彩りを表現してください☆


次回11/28予告 『紅葉・秋の彩り風景写真を撮ってみよう』~講評編~

次回の講評編でこの連載も最終回。集大成となる講評写真へのご応募、楽しみにしています。最後までお付き合いくださいネ☆ また「紅葉フォトコンテスト」も現在開催中です。この連載も参考に、たくさんの素敵な紅葉写真を撮ってご応募くださいね♪

講師プロフィール

HARUKI(はるき)氏
HARUKI(はるき)氏

写真家、ビジュアルディレクター。1959年広島市生まれ。九州産業大学芸術学部写真学科卒業。広告、雑誌、音楽などの媒体でポートレートを中心に活動。1987年朝日広告賞グループ入選、写真表現技術賞(個人)受賞。1991年PARCO期待される若手写真家展選出。2005年個展「Tokyo Girls♀彼女たちの居場所。」、個展「普通の人びと」キヤノンギャラリー他、個展グループ展多数。プリント作品はニューヨーク近代美術館、神戸ファッション美術館に永久収蔵。テレビ朝日「世界の街道をゆく」スチール写真担当。